Vol.5 子どもの朝食と学力に関する調査結果発表

2)朝食の摂取と学力の関係性「知らない」が多数派(62.9%)

子どもの朝食の摂取と学力の関係性について、知っているかどうかも聞いてみたところ、「知っている」の回答は37.1%に留まり、「知らない」が62.9%(「あまりよく知らない=50.8%と「知らない」=12.1%の合計」と多数派で、「学力向上を目的に子どもの栄養を考慮しているか」の設問と同様の結果となった。 こちらも参考までに、朝食の摂取と学力の関係性について、具体的に知っていることを聞いたところ、回答として多かったのは、「記憶力が良くなる」、「集中力が増す」「学力があがる」「脳が活性化する」「糖分の補給」「体温が高くなる」「頭の始動・回転にかかるエネルギーを供給」「脳を刺激し、眠気を覚ます」などとなった。

Q.あなたは朝食の摂取と学力の関係性についてご存知ですか?<SA>

3)学力向上に良いと考える朝食メニュー、トップ3=1位:牛乳、2位:納豆、3位:ごはん

次に学力向上に良い朝食メニューとして、思いつくものをフリーアンサーで回答してもらったところ、上位3品に上がった鉄板メニューは、「牛乳」「納豆」「ごはん」となった。結果の詳細は以下の表の通りで、1位=牛乳(38.3%)、2位=納豆(33.9%)、3位=ごはん(30.4%)、4位=味噌汁(19.8%)、5位=ヨーグルト(19.8%)となり、以降バナナ、魚、卵、パン、野菜と続いた。

4)栄養科学専門家:朝食には脳のエネルギー源となるブドウ糖を効率的に摂取できる『麦芽エキス』が強い味方とコメント

朝食と学力の関係について、女子栄養大学副学長・栄養科学研究所長の香川教授(※3)に話を聞いてみたところ、 朝から集中して学習できる子を育てるためには、しっかりと朝食を食べ、脳にエネルギー源のブドウ糖を送ることが重要であるとしている。また、脳はブドウ糖しかエネルギー源として使うことが出来ないが、肝臓がグリコーゲンとして蓄えているブドウ糖は僅か半日で消費されているため、朝の脳にはブドウ糖が不足の状態であるとも指摘。脳のエネルギー源となるブドウ糖を効率的に摂取できる『麦芽エキス』は、子どもの朝の活動を支える強い味方であるとしている。

※3:香川 靖雄(かがわ やすお)教授プロフィール
女子栄養大学副学長・栄養科学研究所長。専門は生科学、分子生物学、時間栄養学ほか、1957年東京大学医学部卒業。米国コーネル大学絵師科学分子生物学客員教授、自治医科大学生化学教授などを経て、現在、女子栄養大学教授、自治医科大学名誉教授。著書に『新朝食のすすめ』(女子栄養大学出版部)などがある。

 

麦芽エキスは、エネルギーの源であるブドウ糖や、麦芽糖、ブドウ糖が様々な長さにつながったオリゴ糖や多糖類が主成分で、精製された砂糖よりも、即効性と持続性を兼ね備えていて、ブドウ糖の供給源として効率がよいという。 この麦芽エキスを主成分に、手軽に摂取できる商品は複数展開(※4)されている。

    1. 1) ネスレ ミロ オリジナル

http://milo.jp/

    1. 2) 紀文 豆乳飲料 麦芽コーヒー

http://www.kibun-tounyu.jp/03_lineup/03-009.html

    1. 3) マルサン 豆乳飲料 麦芽コーヒー カロリー50%オフ

https://www.marusanai.co.jp/lineup/detail.php?id=63097

※4:上記商品は、市販商品から一部を抜粋したものです

新入学・新学期を迎えるに当たり、「朝活」は、そのまま「朝勝つ!」につながるようです。お母さん方も学力向上の情報として参考にしてみてはいかがでしょうか。

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