「コンタクトレンズ購入店」ブランド想起率1位=アイシティ(28.5%)
次に、「コンタクトレンズを買うお店」と聞いて、最初に思いつく店舗名を聞いてみたところ、「アイシティ」が28.5%(昨年:32.2%)で2位以下に大差をつけ、8年連続首位となった。2位以降の順位はこちらも大きく変動しており、昨年3位だった「眼科」が7.1%(昨年:4.9%)で2位に、昨年4位だった「楽天市場」は4.8%(昨年:4.4%)で3位にランクインと、それぞれ順位・ポイント共に上昇した。昨年2位だった「メニコン」は4.5%(昨年:5.0%)で4位に順位を下げ、昨年6位の「エースコンタクト」が4.3%(昨年:3.3%)で5位にランクインしている。
6位以降では、昨年5位だった「ネット通販」が3.6%(昨年:4.0%)で6位に順位を下げ、7位は昨年と同様「ハートアップ」で2.7%(昨年:3.2%)、8位は昨年10位だった「眼鏡市場」が2.7%(昨年:2.1%)と順位を上げ、9位は昨年8位の「中央コンタクト」で2.4%(昨年:2.5%)、昨年13位だった「八重洲コンタクト」が2.3%(昨年:1.3%)を獲得し、10位にランクインしている。
コンタクトレンズ購入店満足度1位=アイシティ(27.8%)
これまでコンタクトレンズを購入した中で最も満足度が高かった店舗について、コンタクトレンズ専門店、メガネ店などの場所を問わず全員に尋ねたところ、1位は「アイシティ」で27.8%(昨年:29.7%)、昨年4位だった「エースコンタクト」が3.7%(昨年:3.2%)を獲得し2位にランクイン、昨年2位の「レンズアップル(通販サイト)」が3.1%(昨年:3.8%)で3位と順位を下げた。
4位以降の順位・ポイント数も大きく変動している。昨年7位だった「レンズモード」が3.0%(昨年:2.1%)を獲得し4位に、昨年10位だった「Menicon Miru」も2.8%(昨年:1.6%)を獲得し5位にランクインしている。一方、昨年3位だった「中央コンタクト」は2.8%(昨年:3.6%)で「Menicon Miru」と同率の5位、昨年6位の「眼鏡市場」は2.6%(昨年:2.5%)で7位、昨年5位の「ハートアップ」は2.1%(昨年:2.6%)で8位と、それぞれ順位を下げた。「コンタクトレンズ購入店」の順位と同様、顧客満足度においても「アイシティ」一強の状況は変わらず、2位以下の競争が激化している状況と言える。
最も満足度が高かった購入店を選んだ理由を自由回答で聞き、回答結果をジャンル別にまとめたところ、圧倒的に多かったのは昨年同様、「価格が安い」で35.9%(昨年:32.3%)、2位は「昔から利用しているから」で11.8%(昨年:12.1%)となった。3位~5位の順位も昨年と同様で、3位は「立地条件が良い・自宅から近い」で8.2%(昨年:10.2%)、4位は「対応が良い/丁寧」で8.0%(昨年:9.8%)、5位は「特典がある」で4.6%(昨年:5.4%)という結果となっている。購入店を選んだ理由の上位に変動は無いものの、1位の「価格が安い」以外は、軒並みポイント数が減少した。
6位以下では、「利便性が良い(4.3%)(昨年:3.2%)」、「品揃えが良い(3.9%)(昨年:3.4%)」、「安心感がある/信頼できる(2.6%)(昨年:1.4%)」、「発送が早い(2.4%)(昨年:2.8%)」、「品質が良い(2.3%)(昨年:0.9%)」などといった意見が多く寄せられている。
最後に、「コロナ禍(新型コロナウイルス(COVID-19) 感染症流行)が、コンタクトレンズ購入にどのような影響を与えたか」について、択一回答で聞いてみたところ、およそ8割にあたる79.2%は「特に影響はない」と回答しているものの、11.7%が「購入する頻度が減った」と回答、また3.7%が「購入するコンタクトレンズが変わった」、3.2%が「購入する場所が変わった」と回答していることから、コンタクトレンズユーザーの消費行動にも相応の影響を及ぼしていることが確認された。
今回の調査においても、購入店、ブランド想起率、満足度ともに、依然として「アイシティ」への支持が高い状況が確認されたが、2位以下の順位は毎年変動しており、ユーザーがコンタクトレンズ購入店に求める要素も多様化している。コロナ禍など、不測の事態が消費行動に与える影響についても、今後も注視していく。