購入店・想起率・満足度で9年連続「アイシティ」首位
~ コンタクトレンズ購入店に関する実態調査(2021年7月実施) ~
株式会社タイムカレント(東京都中央区)は、2013年から毎年実施している「コンタクトレンズ購入店に関する実態調査(※1)」の2021年度調査結果レポートを公開した。調査対象は、1年以内に自分用のコンタクトレンズを購入した、全国16歳~69歳の男女で、合計1,098名の回答を得ている。前回までの調査結果と同様、コンタクトレンズ購入店の「利用者数」、「ブランド想起率」、「満足度」において、「アイシティ」が9年連続首位となった。 また、2位以下の順位、ブランドに対する評価・購入店選択基準などにも変化が見られた。
※1 調査実施概要
有効回答数 | 1,098名 (全国:47都道府県) |
データ集計期間 | 2021年7月14日~7月15日 |
男女比 | 男性:39.3% 女性:60.7% |
年齢 | 10代:0.8%、20代:13.3%、30代:26.0%、40代:32.3%、50代:20.4%、60代:7.1% |
調査対象 | 1年以内に自分用のコンタクトレンズを購入した方 |
コンタクトレンズを購入した場所1位=コンタクトレンズ専門店(40.2%)
はじめに、一番最近でコンタクトレンズを購入した場所を尋ねたところ、最も多かったのは昨年の調査結果と同様、「コンタクトレンズ専門店」で40.2%(昨年:44.3%)、2位は「インターネットサイト(通販サイト)」で38.7%(昨年:35.9%)、「眼科」は13.8%(昨年:11.4%)、「メガネ店」は6.7%(昨年:7.9%)という結果となった。全体の順位に変動は無かったものの、「インターネットサイト(通販サイト)」が2.8ポイント増加、「眼科」が2.4ポイント増加した反面、「コンタクトレンズ専門店」は4.1ポイント減少、「メガネ店」も1.2ポイント減少している。また、「インターネットサイト(通販サイト)」が2年連続で増加した反面、「コンタクトレンズ専門店」が2年連続で減少していることからも、インターネット購入へのシフトが進んでいる様子がうかがえた。
コンタクトレンズ購入店利用者数1位=アイシティ(46.0%)
コンタクトレンズを購入した場所として、最も回答率が高かった「コンタクトレンズ専門店」での購入者に、一番直近で購入した具体的な店舗を尋ねたところ、「アイシティ」が46.0%(昨年:50.6%)とおよそ半数を獲得し、2位以下に大差を付けて、9年連続首位となった。2位以下の順位は変動しており、昨年5位の「ハートアップ」が、7.9%(昨年:4.1%)と、3.8ポイント増加し2位にランクインしている。昨年2位の「エースコンタクト」も7.3%(昨年:6.6%)と0.7ポイント増加したが3位、昨年3位の「Menicon Miru」は5.2%(昨年:5.2%)と横ばいで4位、昨年4位の「中央コンタクト」は4.3%(昨年:5.0%)と、0.7ポイント減少し、5位という結果となった。
「インターネットサイト(通販サイト)」での購入者が、一番最近購入した店舗として最も多かったのは、昨年同様「レンズアップル(11.1%)」となり、昨年対比で+3.2ポイント(昨年:7.9%)と増加した。2位から4位の順位も昨年と同様で、2位の「レンズモード」は5.6%(昨年:6.1%)、3位の「レンズアップ」は4.7%(昨年:4.9%)と、ともにポイントが減少、4位の「アットスタイル」は4.2% (昨年:3.6%)と0.6ポイント増加した。5位は、昨年6位の「レンズダイレクト」で2.4%(昨年:2.3%)、6位は昨年7位の「シグマコンタクト」で2.1%(昨年:1.8%)、7位の「クリアコンタクト」は1.4%(昨年:0.8%)で、昨年の12位から順位を上げている。「インターネットサイト(通販サイト)」の利用者が2年連続で増加している中、「レンズアップル」がシェアを伸ばした他、上位ブランドを中心に競争が激化している状況と言える。
最も利用者が多い「コンタクトレンズ専門店」において、過半数の利用者を獲得している「アイシティ」が、依然としてコンタクトレンズ市場全体でも高い顧客利用率を維持している。