平均利用年数=16ヶ月間 / 仕事での活用率=6割
タブレット活用機会が広がる反面、「不便」を感じる2大要素
「画面上のキーボード操作」と「バッテリー寿命」
機能・アクセサリー活用がタブレット端末普及の鍵!? / 7割以上が「PCの代替器になる」と期待
~ 20代~50代ビジネス層の「タブレット端末利用実態調査(前篇)」結果発表 ~
2010年5月に日本で最初に発売されたタブレット端末(=初代iPad)の登場から間もなく4年が経過する。 D2Cの調べ(※)によると、2013年5月時点でのタブレット端末利用率は16.2%、内6.0%は家族と共有での利用となっており、女性に比べて男性の利用率が高い。性・年代別では40代男性の利用率が最も高く22.1%と20%を超えているが、「自分専用端末」としての利用は14.0%に留まる。日本で最初に発売されたスマートフォン(=iPhone)の登場から約4年後(2012年8月)の普及率(36.4%)と比較すると、利用目的は異なるものの、まだ普及には時間が掛かっている状況と言えそうだ。こうした中、各メーカーからは新たなユーザーニーズを取り込もうと、それぞれに特徴を持った機種を発表、カメラや動画機能の他、ビジネスユースを意識したノートPCと同等の機能を備えた機種、またそれらに対応した様々なアクセサリー(周辺機器)も登場している。このような状況の中、ビジネスマン達の間でタブレット端末はどの程度普及し、また仕事やプライベートの場でどのように活用されているのだろうか。今後、タブレット端末が普及していく要因はなんなのだろうか。タブレット端末の周辺機器の製造・販売、また周辺機器を活用したビジネスソリューションを提供する株式会社ロジクール(東京都港区、代表取締役社長:竹田芳浩)は、その実態を調べるために、マーケティングリサーチを展開する株式会社タイムカレント(東京都中央区、代表取締役:鎮目英大)と共同で、タブレット端末を所有する全国20代~50代のビジネスマン・ビジネスウーマンを対象とした「タブレット端末利用実態調査」を実施。486名の回答結果を発表した。
※株式会社D2C:「2013年5月マルチデバイス利用動向調査」
http://www.d2c.co.jp/news/2013/20130704-1662.html
今調査は前篇と後編に分けて行い、前篇ではタブレット端末利用者の利用歴、他の端末との併用状況、また利用メリットや仕事への活用状況、「不便」と感じている点などを確認。さらに年代別・性別でもその傾向を分析。各属性別の意外な偏差をレポートしている。
■アンケート調査実施概要
調査方法 | インターネット調査 |
調査日 | 2014年2月5日~2月6日 |
有効回答数 | 486名(男性:50.4%、女性:49.6%) |
調査エリア | 全国 |
調査対象条件 | 社会人(正社員のみ)、自分専用のタブレット端末を所有している |
年齢 | 20代:24.5%、30代:25.3%、40代:24.9%、50代:25.3% |
■主な調査結果
1)社会人のタブレット端末所有率(自分専用)=21.4%、平均使用年数=1年4ヶ月間 初代iPadの登場から2年5ヶ月後の使用が平均的!
はじめに、20代~50代会社員の内、どれくらいの人がタブレット端末を使用しているかを調べたところ、「自分専用のタブレット端末を所有している」の回答は21.4%、「家族や他人と共有でタブレット端末を使用している」の回答は6.7%と、合計で28.1%の所有率となった。今回の調査対象である「自分専用のタブレット端末所有者(21.4%)」に対して、使用年数について聞いてみたところ、全体平均では1年4ヶ月間、性別・年代別で比較してもほぼ同様の結果となった。初代iPadが登場してから約2年5ヶ月後となる、2012年の10月頃からの使用が平均的な使用歴であることがわかった。現状20代~50代社会人の約2割に留まる、自分専用のタブレット端末所有者の中でも、半数以上(52.5%)が使用歴1年未満であることから、活用シーンが拡がって行くのはまだこれからの状況と言えそうだ。
Q:あなたはタブレット端末を所有していますか。以下の中から該当するものをお選びください <SA> |
Q:あなたは今後、自分専用のタブレット端末の購入を検討していますか <SA> |
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