Vol.26 コロナ禍での帰省に関する調査(2021年12月実施)

3)コロナ禍で参加したことがある “人気オンラインイベント”
  1位:「会議/ミーティング」=60.3% 2位:「飲み会」=36.5%
  3位:「ライブ/コンサート」=16.9% 4位:「帰省」=11.2%

コロナ禍でもはや一般的となりました、ビデオ通話機能などを利用した「オンライン〇〇」について、実際に参加したことがあるものを複数回答で聞いてみました。圧倒的1位は「オンライン会議/ミーティング」で60.3%、2位は「オンライン飲み会/会食」の36.5%、3位は「オンラインライブ/コンサート」で16.9%という結果となり、「オンライン帰省」も11.2%と4位にランクインしました。以降、「オンライン講座/スクール(8.3%)」、「オンライン旅行(7.5%)」、「オンライン診療/カウンセリング(5.3%)」、「オンラインフィットネス(4.0%)」、「オンラインお墓参り(3.9%)」などが続いています。
こちらを年代別で比較してみると、「会議/ミーティング」や「講座/スクール」は30代・40代が高いのに対し、「飲み会/会食」は20代が突出して高く、「ライブ/コンサート」も20代・30代が高いなど、属性別に傾向が分かれました。男女別比較では、男性は「会議/ミーティング」「講座/スクール」「旅行」「診療/カウンセリング」が女性よりも高いのに対し、女性は「ライブ/コンサート」が、男性のほぼ倍という結果となりました。「帰省」については、性別・年代別による差はありません。


4)「リアル帰省」ができなかった期間中の親とのコミュニケーション頻度=月平均4.1回
  男性平均=2.4回 / 女性平均=5.7回 ・ 若年層の方が高頻度
  コロナ禍以前と比較しても「変わらない」が最多=63.1%

コロナ禍で「リアル帰省」ができなかった期間中の、離れた親とのコミュニケーション頻度について聞いてみたところ、最も多かったのは「2ヵ月~3ヵ月に1回程度」で20.6%、以降「月2~3回(19.1%)」、「月1回程度(16.5%)」、「週1回(15.2%)」と続きました。 全体の過半数(52.1%)が、「月1回」以下と回答しましたが、「週1回」以上の回答も全体のおよそ3割(28.8%)を占め、全体平均では、月に4.1回という結果となりました。 こちらを年代別で比較してみると、若い世代ほどコミュニケーション頻度が高く、20代(月平均:5.3回)と40代(月平均:3.2回)では、月に2回以上の差が出ました。男女別比較では、男性は月平均2.4回だったのに対して、女性は5.7回と倍以上という結果となりました。
離れた親とコミュニケーションをとった際の1回あたりの平均的な時間は21.4分。属性別比較では、男性に比べて女性の平均コミュニケーション時間が長く(男性=19.0分 / 女性=23.5分)、また年代が若いほど長い結果となりました(20代=26.1分、30代=19.8分、40代=18.2分)。 さらに、コロナ禍以前と比較して、コミュニケーション頻度が増えたかどうかを聞いてみたところ、全体の6割強(63.1%)が「変わらない」と回答しており、「増えた」は14.7%、「減った」は16.2%とほぼ同数なりました。コロナ禍による、離れた親とのコミュニケーション頻度への影響は少なかったようです。

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