「あった方が良いと思う機器」 :圧倒的1位は「スマートフォン」
今年の年末年始に「リアル帰省」をする/しないに関わらず、離れた親とのコミュニケーションは大切だと思うかどうかについて聞いてみたところ、90.7%が「そう思う」と回答しました(※「とてもそう思う(41.9%)」と「そう思う(48.8%)」の合計)。属性を問わず「そう思う」の回答が圧倒的ですが、「とてもそう思う」の回答率では、男性よりも女性の方が高く、また、年代が上がるに連れて高い傾向となりました。
さらに離れた親や家族とコミュニケーションをとる際に、「あった方が良いと思う機器」の種類についても、複数回答で聞いてみたところ、87.4%が「スマートフォン」を選びました。以降、「PC(30.8%)」、「タブレット(24.8%)」、「スマートディスプレイ(10.0%)」と続いたことから、「スマートフォン」以外の機器では、世の中に登場した順/慣れ親しんでいる順に使用されている様子がうかがえます。
ちなみにこちらの回答結果を、離れた親とのコミュニケーション方法として「手紙」「電話」「eメール」「FAX」「電報」など、アナログ主体の方法のみを選択した『アナログ派』と、「チャット/メッセンジャー」「ビデオ通話」「動画&写真共有」など、オンライン主体の方法のみを選択した『オンライン派』とで比較してみました。『アナログ派』、『オンライン派』ともに、「スマートフォン」の回答率が圧倒的多数となりましたが、『アナログ派』に比べて『オンライン派』は、「タブレット」「スマートディスプレイ」の回答率が突出して高い結果となっています。
鉄板の「お菓子/スイーツ」「お酒/ドリンク」「高級食材」「健康/ダイエット食品」に
今年の年末年始は新たに、「デジタル機器」がランクイン!!!
最後に、「リアル帰省」をする際の親に持参する「お土産」のジャンルについても聞き、コロナ禍以前と今年の年末とでその傾向をトップ5の結果で比較してみました。コロナ禍以前、今年の年末年始(2021年~2022年)ともに、圧倒的支持を得たのは「お菓子 / スイーツ」で、全体のおよそ9割が回答しています。2位から4位は順位の変動があるものの、「お酒 / ドリンク」、「高級食材」、「健康 / ダイエット食品」でしたが、5位に変動がありました。
コロナ禍以前では、「生活家電((テレビ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、エアコン、など))だったのに対し、今年の年末年始では、「デジタル機器 (PC、スマートフォン、タブレット、スマートディスプレイ、など)」がランクインしています。
性別・年代を問わず、離れた家族とのコミュニケーションが重視されているなか、従来のPCやスマートフォン、タブレットだけでなく、スマートディスプレイ(※AIアシスタント機能を搭載した、モニター付き・据え置き型の通信機器)などの登場により、コミュニケーションの手段や方法も広がりを見せています。 今年の年末年始に「オンライン帰省」を検討されている方や、離れた家族とのコミュニケーションを充実されたい方は、今回の調査結果を参考に検討されてはいかがでしょうか。
Ⅱ.調査実施概要(※1)
■「主な調査結果・主旨」の第1項
調査方法 | インターネット調査 |
有効回答数 | 3,681名 (全国) |
調査対象条件 | 20歳~49歳の男女 / 有職者 / 父・母いずれかもしくは父母ともに健在 両親と別居 (両親と別の都道府県に在住) |
データ集計期間 | 2021年11月29日~12月1日 |
割付条件 | 無し |
■「主な調査結果・主旨」の第2項~第6項
調査方法 | インターネット調査 |
有効回答数 | 723名 (全国) |
調査対象条件 | 20歳~49歳の男女 / 有職者 / 父・母いずれかもしくは父母ともに健在 両親と別居 (両親と別の都道府県に在住) 昨年の年末年始(2020年から2021年)、コロナ禍の影響で帰省を断念した人 |
データ集計期間 | 2021年11月29日~12月1日 |
男女比 | 男性:50% 女性:50% |
年齢 | 20歳~29歳:33.7% 30歳~31歳:33.1% 40歳~49歳:33.2% |
割付条件 | 性別×年代別=6属性で均等割付 (誤差有) |
Ⅲオンライン帰省(※2)
「新型コロナウイルス(COVID-19)感染症」の日本国内での流行・拡大状況を踏まえて、2020年4月に政府が国民に対し、人流抑制を目的として要請した対策の一つ。PCやスマートフォン、タブレット、スマートディスプレイなどのデジタル機器を活用して、実際には帰省せずに、離れた家族とビデオ通話や動画・写真のやりとりなどをして、コミュニケーションをとる手段を指しています。